2級

昨年度、土壌医試験受験対策講座(オンライン講座)を開催しましたが、ここで行った問題演習を公開します。合格に向けてご活用ください。

公開する問題演習

Ⅰ 主要作物の特徴 早見表

この早見表には、『新版土壌医検定試験既出問題集 』のポイント解説より、第8章の部分を除いた、化学性・物理性・生物性等の主要作物の記述をまとめたものです。主要作物の適した農耕地土壌、土性、pH、EC、作土・有効土層、土壌硬度、窒素、リン酸加里、塩基、微量要素等の記述を載せています。
参考書第8章に主要作物の記述がありますが、膨大な量があるため、第8章の記述は省力しています。

主要作物の特徴 早見表 より抜粋(見本)

Ⅱ 正誤問題(全7回)

問題演習サンプル

1【陽イオン交換容量(CEC)】
①陽イオン交換容量(CEC)は土壌の種類や粘土鉱物等によらず一定で、気候や温度によって変化する。
②一般に近畿、東海地方に多い黄色土は陽イオン交換容量(CEC)が高く、火山灰土地帯の黒ボク土の陽イオン交換容量(CEC)は低い。
③陽イオン交換容量(CEC)が高い土壌では、根が濃度障害を受けやすい。
 
解答
1【陽イオン交換容量(CEC)】
×陽イオン交換容量(CEC)は土壌の種類や粘土鉱物等によらず一定で、気候や温度によって変化する。(→によって異なる) 
×一般に近畿、東海地方に多い黄色土は陽イオン交換容量(CEC)が高く、(→低く)火山灰土地帯の黒ボク土の陽イオン交換容量(CEC)は低い。(→高い
×陽イオン交換容量(CEC)が高い土壌では、根が濃度障害を受けやすい。(→根の濃度障害の発生リスクが少ない

Ⅲ 数字穴埋め問題(全4回)

土壌医検定試験では数字に絡んだ問題が3割程度出題されています。合格に必要な数字にちなんだ記述を漏れなくピックアップしました。過去に出題された年度も記載しています。
“数字を制する者は、受験を制す’
すべて覚えれば安定的な得点源となります。チェック用にご利用下さい。

問題演習サンプル

以下の(   )内に数字または数に相当する言葉を答えなさい。

○ 一般にリン酸吸収係数が(     )以上であることが、黒ボク土を判定する指標となっている。[出16]

○ 多くの作物はpH(H2O)(   ~   )が適正域にある。
pH(    )未満の弱酸性から強酸性域を適正とする作物として、ジャガイモ、サツマイモ、クリ、モモ、ミカン、オウトウ、ブルーベリー、茶、ソバ等がある。[出15,19]

○ ジャガイモで大きな問題となるそうか病は、弱酸性~アルカリ性域で発病しやすくなるので、pH(    )前後にするのが望ましい。[出18]

解答
以下の(   )内に数字または数に相当する言葉を答えなさい。

○ 一般にリン酸吸収係数が( 1500 )以上であることが、黒ボク土を判定する指標となっている。

○ 多くの作物はpH(H2O)( 6.0~6.5 )が適正域にあるがpH( 6.0 )未満の弱酸性から強酸性域を適正とする作物として、ジャガイモ、サツマイモ、クリ、モモ、ミカン、オウトウ、ブルーベリー、茶、ソバ等がある。

○ ジャガイモで大きな問題となるそうか病は、弱酸性~アルカリ性域で発病しやすくなるので、pH( 5.0 )前後にするのが望ましい。